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中二病患者から離れられない『平清盛』

NHK大河ドラマ『平清盛』が、3月4日に第9回「ふたりのはみだし者」を放送した。この回では清盛に立ちはだかることになる後白河法皇の若き日の姿、雅仁親王(松田翔太)が登場する。主人公の平清盛(松山ケンイチ)が無頼から真人間になった途端、新たな中二病患者が登場した。

序盤から低視聴率となった『平清盛』であるが、主人公に感情移入できないことが一因である。第1回「ふたりの父」は清盛の父親の平忠盛(中井貴一)が主人公であった。王家の番犬である武士の虚しさ、白拍子の舞子(吹石一恵)との心温まる交流、白河法皇(伊東四朗)への命がけの訴え、白河法皇の非情な命令が描かれ、大いに感情移入できた。

第2回「無頼の高平太」から松山ケンイチ演じる清盛が登場するが、衝撃的な生い立ちを知ったショックで無頼に走る。しかし、第1回での忠盛の苦労を知る視聴者にとって清盛は父親の気持ちを知らない親不孝者にしか見えない。清盛の無頼はグレたヤンキーと同レベルで、大河ドラマの主人公としては情けない。これでは不人気になっても仕方がない。

これは『平清盛』の失敗を意味しない。大河ドラマの良いところは1年間の長丁場であることである。主人公が間違った方向に走るウンザリする展開も時間をかけて描く余裕がある。第6回「西海の海賊王」で清盛は出生の秘密を教えた兎丸(加藤浩次)と再会し、鬱屈した怒りをぶつける。これによって無頼から卒業した。ここからが本題といったところである。

清盛の反抗期は終了したが、取って代わるように雅仁親王(松田翔太)が登場した。雅仁親王は崇徳天皇(井浦新)の弟であるが、お忍びで外出して博打場に入り浸り、今様が好きという変わり者である。鳥羽上皇(三上博史)の皇子誕生の宴では、父の鳥羽上皇や母の待賢門院璋子(檀れい)、得子(松雪泰子)の本性を暴き、宴をぶち壊しにする。ここでも親に問題があるから、子どもの自分がグレると言わんばかりの態度である。

今回のタイトルは「ふたりのはみだし者」である。はみだし者の一人は冒頭で「王家のはみだし者」と紹介された雅仁親王である。もう一人は清盛になる。二人は双六で対決する。第6回「西海の海賊王」では「海賊王になる」という人気漫画『ONE PIECE』の台詞が飛び出したが、今回はギャンブル漫画の雰囲気がある。

「ふたりのはみだし者」と並べられたものの、今回の清盛は常識人である。息子も生まれて、よき父親になっている。外観が内面を象徴するのか、清盛の外観も小奇麗になった。雅仁親王には「生まれは変えられずとも、生きる道は変えられる」と語り、もはや出生の秘密の衝撃を引きずっていない。さらに王家の乱脈を背景に「親子の絆は脆い」と語る雅仁親王に「平家は王家とは違う」と断言する。

清盛と後白河法皇は晩年の対立者としてのイメージが強いが、一定時期までは協力者であった。『平清盛』では初対面での思想の違いを浮かび上がらせることで、後年の対立を平家の傲慢故に生じたものではなく、必然的な対立として演出することを可能にしている。(林田力)
http://hayariki.net/drama.htm#15
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